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100%味方になる

ご依頼人に対するコーチの心がけ、職業的心構えです。

コーチはご依頼人の達成目標を実現する様に支援します。

様々なコーチングスキルがあり、無数に筋道があります。

味方になると言っても、唯々諾々としたイエスマンでもありません。

イエスマンでは、職業的には、不誠実で、無責任な対応になります。

目標に向かっている、いくつかの選択肢、手法、思考の中で、好ましくないと思える事については

勿論、その通りに伝える事もしています。所謂「鏡の如く」どう見えているか、聞こえているかを伝えます。

耳障りの良い事、迎合する事、ヨイショばかり言ってはいません。

肯定的に、変容可能なように、継続できるよう現実を伝える感じになります。


このスキルを日常に置き換える事はかなり工夫が必要です。

コーチングスキルを学習されている方の多くは、プロコーチになる為ではありません。

日常の職場や家で使います。いままで上手く行かなかった、できなかった事に有効であろう、学習した知識を使います。

コーチは、ご依頼人との約束の元、時間確保し、専門家としてコーチングサービスを行います。

日常では、この近い状態をどう作れるかが大きな工夫要素となります。

多くの場合、上司が、部下に用いる、親が子供に使う時が見受けられます。

理想は、相手がコーチングを理解し、その取り決めの中で、時間を限って行える事です。

多くの方は、密やかに使いたい、通常のやり取りでは上手くいかない時に使おうとします。

この場合は、上手くいかなくても、あまり落胆しないで下さい。そもそも使う環境が異なるからです。

上司は上司、部下は部下。親は親で子供は子供。

お互いに相手に求める期待する対応は非常に複雑です。

乱暴に言うと、相手は、自分にとって都合の言動を求めます。

立場的に自分の求める言動と、相手が都合のいい言動をしたがる事には、大きな隔たりがあるのが普通です。

ここに「100%味方になる」スキルは、一般の使用者にかなりご負担がかかると容易に想像つきます。

口先でない、言動一致も求められます。

「私は、あなたの100%味方です」と言っても100%真に受ける方は居られるでしょうか。

それよりも、相手がそのような信頼を抱く様になる日頃の振る舞いが重要になります。


理想の環境設定を行うか、相手との関わりでいつもの会話に工夫しながら織り込めるかになるかと思います。

試行錯誤しながら、お使い下さい。


次回は 7/2 です。
by 4uall | 2012-06-25 06:09 | コーチ雑話
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