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コーチングとカウンセリング

この夏、茨城県内の小中学校、市町村の教育委員会の研修に

県教育委員会の要請を受け茨城県内10数校に伺いました。

どの研修でも大変、熱心に受講頂き、感謝いたします。ありがとうございました。

自分が小学校、中学校の頃、夏休みなど、自分が休んでると

先生も仕事なくて、ええなぁと思っていましたが、大間違い、思い違いでした。

知らないってことは恐ろしい事ですw

学校が休みででも、先生は出勤しておられ、時には研修、出張と

お忙しくされてるんだと、よく分かりました、長年誤解してて失礼致しました。

余談ですが、研修中、先生方の前で、板書するのは、今でも慣れません。

誤字脱字乱筆で恐縮しながらやっています。


コーチングが茨城県教育委員会の研修項目に採用されて3年目になります。

全国的には県教育委員会が研修に組み入れている点では先進的な取り組みです。

おかげ様で、数多くの学校にお邪魔させて頂き、教職員向け、小中学校生における

コーチングを応用したプログラムを実施しより活用の工夫やヒントを頂き

いろいろ生きた表現などが出来るいい機会にもなっています。

多くの先生方はカウンセリングを学ばれ、実践されおられる中でコーチングとの

棲み分けについてご質問を頂くことが多々あります。

「聴く」ことを強調しすぎると、カウンセリングと同じという印象を与えてしまします。

で、傾聴に対して「問認伝」=「尽聴」という単語を作りました。

研修の前後や研修のご報告時に校長先生や教務主任の先生方とお話する中で一つ大きな違いが見つけました。

学校では、相手の様子を見て、自分の知識、経験からいろいろ話しかけ、よく聴き、指導をされています。

先生ですから、指導はつきものなんですね。

印象的だったのは、使う側の心持は、「神妙」というか、テンションはどちらかというと低目なようです。

「~~さん、どうしたの?最近元気ないね?」

というのも、相手が落ち込んでる、問題を抱えてる時と思えるケースが多いからでしょう。

共感的理解ともおっしゃていました。

ここは、コーチングと圧倒的に異なる発見でした。

コーチングで相手とコーチングしてる時間は、ウキウキ、ワクワクと言った陽性な心持です。

いっしょに新しい事に取り組む期待感の方が多いです。

もちろん、話の内容によっては、ヘヴィーな深刻な話も多々承ります。

当然、その場合は、楽しい気分ではなくトーンは相手に合わせる

または少し上目を心がけていますけど。

コーチング、カウンセリングの棲み分けも大切です。

押さえておきたいのは、この手の話は使う方の使い方の話になるのかなと。

当事者は指定しない限り、どっちでもあまりこだわりはないかと思っています。

目的は今の状態から抜けだしたい、脱却したいという気持ちで相応しいと思う誰かを頼っているわけですので。

職業として、コーチ、カウンセラーという事で頼られる場合は相手の期待度に応えるのが望ましいと思います。

私の場合は、コーチングオンリーなので、どのような方に対してもコーチング的に対応しています。

アンコーチャブル(コーチングできない方の総称)、親子間、夫婦間、不登校、問題行動生徒などなど

コーチングスキルでご期待に応える、解決する工夫をしています。PTSとFGHですね。

看板挙げてる以上、ご依頼受けたら、どんな課題、テーマでもコーチングスキルを工夫して取り組んで参ります。
by 4uall | 2009-09-14 17:35 | コーチ雑話
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