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「がんばれ」の使い方

「がんばれ」

昨今の風潮として使い方に大変気を使うようになりました。

私自身も励まされる側の心うちを知った以上、いろいろ考えるようになりました。

がんばり過ぎている方に、安易に言わない方がいい場合があるという事です。

4,5年くらい、敢えて、「がんばれ」の類を使わないようにしてきた時期があります。

いつでも言える「がんばれ」でなく、相手が受け取ってもらいやすい言葉探しの為です。

ついつい出てしまう時期もあり難しかったですが、使い方は手に入れた感触があります。

もちろん万全ではないですし、改良中です。


伝える側は、ほぼ他意なく、善意で言っています。(他の言葉がすぐ出てこない為でもあります)

励まされる側は、いろいろな受け取り方、思いがあるようです。

確かに、励まされている側にもそこに至ったいろんな過程があり、葛藤があり、解釈があります。

励まされる側と伝える側との人間関係やら、状況やら、今までのその方との経緯も絡み合います。

その日その場限りの関係から、いっしょに苦楽を共にした間柄まで・・・。


ざくっと、マラソン選手と観客の関係で説明しますと


スタートラインに立っている選手には、応援、声援を送っても大丈夫なように、

気力や体力も充実して、何かに向かおうとしている相手に「がんばれ」は概ねOKです。

概ねと書いたのは、かと言って、励まされたく相手からもいるからです。

観客でなく、家族、友人、知り合い、上司などでも変わります。

一方、選手が、レース中、棄権するか寸前、もう限界をとうに過ぎている場合

状態によって「がんばれ」は(そんな無茶な・・・)(え><;;まだがんばりが足りない?)

になる場合もあります。励まされる相手によっては、活力が湧き出てくる場合もあります。

家族だからといって、「がんばれ」万能で大丈夫ではないのです。

家族だからこそ、人に対して、より人一倍気を配った方がいい状態、状況もあります。

一番理解してもらいたい相手でもあるからです。

結果より過程に心動かされるなら、その部分を伝えた方がいい場合もあります。

ゴールまでの距離にもよりますし、無理させていい状況もあります。


PTS(相手、機会、状況)で日常や身の回りでお声がけする時に、ちょっと思い出して頂けると

お互い気まずい思いをしない、過度に負荷を与えないようになるかと思います。

気になってしまった方は、使い方を工夫されてみてください。


次回は 6/27 です。
by 4uall | 2011-06-20 09:09 | コーチ雑話
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